出会いはお客様だった大切な人・・
夜の仕事で出会った彼のお陰で、幸せを手に入れた。
きっかけは私が働いていたお店に彼が来た事です。当時私は20歳で夜のお店でアルバイトをしていました。何度かお店に来てくれて、付き合う前はお客様だと割り切っていたのですが、だんだんと気になる存在になりました。
キャバ嬢がお客さんを好きになる瞬間って?
デート回数は30回以上だと思います。 付き合う前はお店のお客様でした。
週に2回くらいはお店に来てくれていて、私が困った時などはお願いすると必ず同伴や指名をしてくれていました。最初はお客様という感覚が強く、好きという感情は全くなかったのですが、毎日アプローチしてくる彼にだんだんと惹かれていきました。
特に誠実だと感じたのは、ヘルプの女の子に見向きもせず、いつも私だけを見てくれていた事です。どんな時でも優しくて笑顔でおおらかで、一緒にいてとても楽しかったです。
初デートや2回目のデートは同伴だと思いますが、同伴以外でのデートも何度かありました。デートの誘い方は、美味しいご飯のお店を見つけたから一緒に行こうとか、買い物に行きたいから一緒に行こう、僕に似合う服を選んでほしいといった感じでした。
場所はデパートや飲食店が多かったです。高級な飲食店にたくさん連れて行ってくれて、自分では絶対に行けないので嬉しかったです。デートの時は家まで車で迎えに来てくれて、お出かけをしていました。
キャバ嬢にとって客との恋愛と仕事の両立は難しい
車の中ではずっと手を繋いでいて、外を歩く時は私の仕事の都合で手を繋げなかった事も多かったですが、出来る時は手を繋いでいました。彼は付き合って暫くは私の仕事を応援してくれていましたが、だんだんと束縛する様になっていきました。
他の男性と話したりするのが、見ていられなくて辛いと言ってました。お店でナンバーワンになるまでは辞めないと決めていたので、困ってしまい悩む事もありました。 付き合う際に、私はお店でナンバーワンになるまで辞めないと彼に伝えていました。
最初は理解してくれて応援してくれていましたが、時がたつにつれ彼は徐々に束縛する様になりました。束縛される度に彼と何度も話し合って、私の仕事を理解してほしいとお願いしました。
他のお客様と同伴をする事や、連絡をする事は仕事であって特別な感情にはならない事などを話しました。どんなに話をしても、彼は自分がお客様からの恋愛だったので、同じ様に良い人が現れた時に私が心変わりをするのではないかと心配していました。
更に私の体調の面も心配だった様でした。そして最終的には私には仕事を辞めて、結婚してほしいと言っていました。当時20歳だった私は結婚を全く考えていなかったので、驚いたのと同時に彼が本気で私の事を考えてくれていると思えたので嬉しかったです。
夜の仕事をしている間は、昼夜逆転していてお昼どきの電話に出れなかったり、仕事中は彼よりもお客様との連絡を優先する事が多かったり、飲み過ぎて体調を崩すことが多く彼を不安にさせていたのかなと思い反省しました。
いつしか仕事と彼を天秤にかけるようになり、最終的に22歳になった時、私は夜の仕事を辞めました。そして彼と一緒に住む様になりました。昼夜逆転の生活から抜け出せて、健康的に毎日を過ごせて幸せでした。付き合っていく中で大事なことは初心を忘れない事や、相手の立場になって考える事だと思います。